日本語におけるサル(猿)とは、通俗的な意味ではサル目(霊長目)のうち、ヒト(古人類を含む)を除いたもののことである。ただし、生物学的観点から見ればヒトもまた「サル」の一種に他ならない。 日本の歴史的文献においては、単に猿といえば日本固有種のニホンザルを指す場合が多い。 |
:2020/08/23(日) 13:52:56.81
サルの農作物被害を防ごうと、福井県福井市計石町の女性3人が「モンキーバスターズ」と名付けた隊を結成し活動している。
出没の“110番”があれば、家事や農作業を中断してエプロン姿で現場に急行、エアガンで威嚇して追い払っている。 「村の人が作った貴重な野菜を荒らさせない」。強い使命感を胸に、日々の任務に励んでいる。
石村昌子さん(74)、木下たつ子さん(68)、伊井美由紀さん(67)の3人。指導に当たるJA福井県美山支店によると、 計石町がある美山地区では2015年ごろからサルが出没。足羽川右岸の一帯に多く、3月ごろから畑に現れて、ジャガイモやタマネギなどを荒らしている。かかしや防獣ネットも効果がないという。
こうしたことから同支店は、今年3月にサル撃退の講習会を始めた。講習を受けた3人は5月にバスターズを結成した。
3人は、集落の人などからの出没の情報が寄せられると、すぐさま連絡を取り合い、現場に駆け付ける。 出没は日中がほとんどで、大概、3人が家事や農作業に励んでいる時間。1秒でも遅れてはならないと、エプロン姿のまま。3人で一斉に近づき、威嚇射撃で追い払う。
住民も後方支援し、爆竹や怒鳴り声で威嚇。時にはくわを持って追いかけることもある。
一時期、サルは姿を見せなくなったが「7月中ごろからまた出るようになった」と石村さん。「美山地区は高齢者が多く、 畑作りが健康や元気づくりには欠かせない。今後も、地域が一体となり継続して対処していく必要がある」と話していた。
同支店によると美山地区のサルは、元々約20匹の群れだったが、4、5匹ずつの群れに分かれて生活している。 最近は一乗谷朝倉氏遺跡や大本山永平寺などへ、行動範囲を広げている。
サルが出没する畑で目を光らせるモンキーバスターズの女性たち=8月20日
福井県福井市計石町
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